映画の徒然メモ。他サイトでのログを移植中
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往年の名作「王様と私」のリメイク版。今回はより原作に忠実に、アンナと王様の関係を忠実に描いたそうで。1862年、シャム王国に皇太子の家庭教師としてやってきたイギリス女性、アンナとモンクット王の心の交流のお話。まぁ「タイに喧嘩売ってるシリーズその1」ですが(その2は言わずと知れた「ザ・ビーチ」。自然破壊はいけません)、やっぱり王室を他国人が演じるのってタブーなんでしょうかねぇ。日本だったら明治天皇をローマン・ワトキンソン(Mr.ビーン)が演じるくらいタブーでしょうか。それともムトゥが天皇家くらいでしょうか。ナトゥはオッケーなのにチョウ・ユンファ駄目ですか。インドはおおらかです。
ちなみにアンナの息子を演じてるのは、今となってはビックリの『ハリポタ』ドラコ君だよ!
あらすじ>>>
19世紀中頃、シャムのモンクット王の依頼で、王子たちの宮廷教師に赴任したアンナ。異文化に戸惑いながら新生活をスタートした彼女は、王と衝突しながらも彼との心の交流を深めてゆく。
[オススメするタイプ]
・当時の衣装や宮廷生活を見たいぞ
・史実的な物語は好きだぞ
[オススメできんタイプ]
・アクションドカーン!と派手なのが好き
・これは恋愛物でしょ?
ちなみにアンナの息子を演じてるのは、今となってはビックリの『ハリポタ』ドラコ君だよ!
あらすじ>>>
19世紀中頃、シャムのモンクット王の依頼で、王子たちの宮廷教師に赴任したアンナ。異文化に戸惑いながら新生活をスタートした彼女は、王と衝突しながらも彼との心の交流を深めてゆく。
[オススメするタイプ]
・当時の衣装や宮廷生活を見たいぞ
・史実的な物語は好きだぞ
[オススメできんタイプ]
・アクションドカーン!と派手なのが好き
・これは恋愛物でしょ?
いやーモンクット王を演じたチョウ・ユンファが素晴らしい!かっこいい!昔の「王様と私」で王を演じたユル・ブリナーは猛々しいイメージがありましたが、彼は王としての威厳を見せながらも笑顔は優しくチャーミング。「王として守らねばならない」とても重い責務を背負っているのが、端々に感じられる重厚な演技。まさかこの人がバレットモンクになるとは誰も思うまい…これの後でバレットモンク見ると、逆に「陛下ご乱心!」みたいになっちまうんだぜ。『狼たちの絆』とかでもいいですけど。もう何でもいいんですけど。
対してアンナ役のジョディ・フォスターも素敵。真っ直ぐな気性のきりっとした英国人女性を見事に演じきりました。決してもう若くないけど(失礼)、だがそこがいい。夜会のシーンは美しいですよー。ダンスのシーンが短かったのが残念だったかな。もっと見たかった…。4日間かけて撮影したのに、たった9秒間。映画ってスゴイ。
ツッコミどころとしてはやっぱり言葉の問題…かな?ハリウッド映画は字幕を嫌うので、外国人が英語を喋るのが普通―――というか字幕大国って日本くらいだ。レオ様が二役を演じた『仮面の男』も、フランスの話なのに三銃士が英語ペラペラ喋ってるし(いやそれ以前に国王が英語を)。『レッド・オクトーバーを追え!』では、ショーン・コネリー演じるロシア軍人は冒頭の二、三言ロシア語を喋るだけで後は英語になっちゃうし。そういう「嘘」が当たり前の話で、だからケビン・コスナー監督・主演の『ダンス・ウィズ・ウルブス』なんかは映画の中で全てインディアンに現地語を喋らせ、字幕をつけたことで「絶対にヒットしない」とクソミソに言われたりしてる。(実際は大ヒットして「ハリウッド史上の快挙」とか言われたわけだが)
まあそんな例が示すように、この映画でもシャム人はタイ語を喋ったり喋らなかったり。でも字幕(もちろん英語)の割合は多い方かな?物語の中盤になっても、タイ語のシーンはあった。ただし、タイ語と英語の切り替えの基準がよくわからない。アンナがいるシーンはともかくとして、何故王と大臣が喋るシーンも英語なんだろうか…。ほかのシーンはタイ語だったりするのに。もういっそ某映画みたいに「ここから英語で喋ります」とか台詞で宣言しちゃえばよかったんじゃないのか(ねえよ)
他の見所としては、王の側室に差し出されたタプティム(バイ・リン)と恋人の愛か。恋を貫くため、髪を剃って僧の姿にまでなって逃げようとする姿は結構衝撃的。着飾った姿と、最後のシーンでの汚れた姿。ただし、汚れた姿の方が「綺麗」に見えるのは、自分の意志を貫いた心があるからかもしれない。実際に自分の髪を剃った体当たり演技なので、必見。
ノベライズ「アンナと王様」では、ラストに映画にはないシーンがある。年月が経ち、王として即位したチュラロンコーン皇太子が、イギリスに年老いたアンナを訪ねるシーン。そこで彼はアンナにあるものを手渡す。それがとてもいいシーンなんだ!かつてモンクット王に渡され、受け取らなかったあるもの。このシーンは映画でもやっていただきたかった。うむ残念。
対してアンナ役のジョディ・フォスターも素敵。真っ直ぐな気性のきりっとした英国人女性を見事に演じきりました。決してもう若くないけど(失礼)、だがそこがいい。夜会のシーンは美しいですよー。ダンスのシーンが短かったのが残念だったかな。もっと見たかった…。4日間かけて撮影したのに、たった9秒間。映画ってスゴイ。
ツッコミどころとしてはやっぱり言葉の問題…かな?ハリウッド映画は字幕を嫌うので、外国人が英語を喋るのが普通―――というか字幕大国って日本くらいだ。レオ様が二役を演じた『仮面の男』も、フランスの話なのに三銃士が英語ペラペラ喋ってるし(いやそれ以前に国王が英語を)。『レッド・オクトーバーを追え!』では、ショーン・コネリー演じるロシア軍人は冒頭の二、三言ロシア語を喋るだけで後は英語になっちゃうし。そういう「嘘」が当たり前の話で、だからケビン・コスナー監督・主演の『ダンス・ウィズ・ウルブス』なんかは映画の中で全てインディアンに現地語を喋らせ、字幕をつけたことで「絶対にヒットしない」とクソミソに言われたりしてる。(実際は大ヒットして「ハリウッド史上の快挙」とか言われたわけだが)
まあそんな例が示すように、この映画でもシャム人はタイ語を喋ったり喋らなかったり。でも字幕(もちろん英語)の割合は多い方かな?物語の中盤になっても、タイ語のシーンはあった。ただし、タイ語と英語の切り替えの基準がよくわからない。アンナがいるシーンはともかくとして、何故王と大臣が喋るシーンも英語なんだろうか…。ほかのシーンはタイ語だったりするのに。もういっそ某映画みたいに「ここから英語で喋ります」とか台詞で宣言しちゃえばよかったんじゃないのか(ねえよ)
他の見所としては、王の側室に差し出されたタプティム(バイ・リン)と恋人の愛か。恋を貫くため、髪を剃って僧の姿にまでなって逃げようとする姿は結構衝撃的。着飾った姿と、最後のシーンでの汚れた姿。ただし、汚れた姿の方が「綺麗」に見えるのは、自分の意志を貫いた心があるからかもしれない。実際に自分の髪を剃った体当たり演技なので、必見。
ノベライズ「アンナと王様」では、ラストに映画にはないシーンがある。年月が経ち、王として即位したチュラロンコーン皇太子が、イギリスに年老いたアンナを訪ねるシーン。そこで彼はアンナにあるものを手渡す。それがとてもいいシーンなんだ!かつてモンクット王に渡され、受け取らなかったあるもの。このシーンは映画でもやっていただきたかった。うむ残念。
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