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映画の徒然メモ。他サイトでのログを移植中
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『ディスタービア』の監督とシャイア君が再び組んで、スピちゃんがプロデュース。前作は告訴されたくらいヒッチコックパクリオマージュだったが、今回もまたヒッチコック的。そんなに好きかカルーソー監督。今度は『北北西に進路を取れ』か。どうでもいいが彼の名前を見るとかならず「CSI:マイアミ」を思い出すんだが。ホレイショ!

それはともかく、どっかんどっかん人死には出てるがそうは見えない、怒涛のカーチェイス!クレーン!エ~フビ~ィア~イよォ!(©スカリー)(当然出てきません)というわけで、しっかりお金払った分は楽しませてくれるお話。まあ、全部が全部観客が想像したとおりにしか進まないんだけど。

あらすじ>>>
「私の言うとおりにしなさい さもないと死ぬことになる」突然かかってきた1本の電話。その瞬間から、コピーショップの店員ジェリーと、法律事務所で事務係として働くシングルマザーのレイチェルの平凡な生活は一変する。アリアという謎の女性に引き合わされたまったく面識のない男と女。彼らの愛するものを奪い、目的も知らせぬまま、次々と指示を伝え秒単位で行動させていくアリアは、二人を戻ることのできない恐怖へと巻き込んでいく…。


[オススメするタイプ]
・とにかく時間分手軽に楽しみたい
・盗聴とかハッキングとか(聞く分には)オラワクワクしてきたぞ!
・大人に近づいたシャイア君に興味あるわ
・てか渋いビリボブは見とけってばあちゃんの遺言が

[オススメできんタイプ]
・アイラブヒッチコック
・サスペンスは裏切られてこそ!
・ラブシーンも忘れずにネ♪

オープニングはどっからどう見てもあの国のあの人的なテロリストを掃討大作戦。シャイア君もヒロインたるミシェル・モナハンも出てこないが、ある意味真の主人公はしっかり出て喋ってる。一応すべての始まりなので、目まぐるしいがちゃんと見ておこう。

予告編でもあったとおり、いきなり大金が口座に振り込まれてるわ何かアヤシゲな荷物は届くわで、すっかりテロリストだと思われてしまった巻き込まれ主人公、シャイア君。落ちこぼれてコピー屋の店員やってる本人とは打って変わって、軍のエリートだった双子の兄(当然こちらもシャイア君)まで疑われて、誤解だってば!としか言えないシャイア君の前に現れる、一人で「いい警官悪い警官」をやっちゃうビリボブ!

こんな人出てきたら何でも自白せざるを得ない気がする。

だって怖いもん。何か殺人犯と同じ独房に入るよりある意味怖いもんこの人。いきなり笑い出して相槌打って即座に「ざけんなよ」って目でにらまれたら、「自分は何もしていませんがとりあえずすいませんでした」と土下座するしか道は残されてない気がする。ラブ。(そんな)
でもシャイア君は頑張って否定する。すると見知らぬ女から電話がかかってくる。捕まる前にもかかってきた電話と同じ声だ。お前は誰だ!何故僕をはめるんだ!!?

[まあ、どう聞いても機械の声なんだが。
合成ボイスというのではなくて、自動プログラムで「自爆プログラムが起動しました」「あと何分で爆発します」とかそういうやつ。
]

この時点でネタは読めたも同然なのがサスペンスとしては痛いところ。「敵」の正体がわかってしまえば、どうしてシャイア君やモナハン嬢を盗聴できるのか、彼らのことを何でも知ってるのかも一目瞭然。そうすると後は「わかってても如何に楽しませるか」が重要なんだけど、これ以上の驚きはない。観客を裏切ってくれる何かもない。
だからって楽しめないか、というとそうではなく、最初に言ったようなカーチェイスや爆発、追って来るビリボブなど次から次へと現れる関門でジェットコースター的展開はあっと言う間。年齢が違うモナハン嬢をキャスティングしてシングルマザーにしたのは、あまり恋愛要素を絡ませたくないからかな?と思ったが、シャイア君は結構イケイケ(死語)に相手を食っちゃいそうに見えるので―――そこらへん微妙。今までコーコーセー役ばっかり演ってたのに、いきなり「大人の男」と言われても違和感あるのも事実なんだが。でもこの人私生活がヤンチャだからなあ。もうちょっとモナハン嬢が「このガキ!」的な扱いをしてくれてればよかったのかもしれないが、特に逸れもないのですべてが曖昧。[最後のほっぺキスシーン]がこれまた微妙なところだ。どうでもいいっちゃいいけど。

ビリボブと対峙する女捜査官にロザリオ・ドーソン。この人結構好きなんだが、序盤まで気づかなかった。不覚!全然違うのはわかるんだけど、何処となく『デンジャラス・ビューティ2』の捜査官を思い出させる…ひっつめ髪だからか。ビリボブと並ぶと「食うぞコラ」「こっちこそ食うわよ」的な迫力があって非常によろしい。実際男より強かった。

如何せんシャイア君が軍のエリートに見えないところがいまいちだったが…。もうちょっと露骨に髪型とか変えて、いかにも双子っぽくした方がビジュアル的に面白かったかも。

いろんな意味で鍵となる国防長官に、マイケル・チクリス。密室に閉じ込められたとき、何故岩男になってぶち破らないのだ!あなたならそんな壁チョチョイのチョイの筈だ!と思ったのは私だけではないと信じたい。相変わらず可愛いオッサンである。
オッサンと言えば、シャイア君のパパを演じたウィリアム・サドラーがわずかの出演だがとってもいいお味。

まあ誰とは言わないがベイ君とかブラッカイマー君とかが撮ったらもっと明るく激しく人死にが出まくっていたと思うので、サスペンス(系統)としてはこれでいいのかもしれない。うすいけど。
見た分は楽しめるけど意外性はゼロ、期待しなければ結構面白いぜ!という程度だろうか。気軽に楽しみたいぜーというときにチョイスすればマル。

しかしあれってとある音に反応してドッカンなわけですが、そもそも周波数にすると音階って一定じゃないし…厳密に定められた周波数じゃなきゃドッカンにならないと思うんですが、その点どうもよくわかりません。矛盾がある気がして仕方ない。教えてエライ人!
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