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映画の徒然メモ。他サイトでのログを移植中
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『2012』と続けてこの予告をやってて、2012年間に合わないよ!その前に滅亡してるよ!と爆笑したのが一番の思い出です(観てないだろ)ノウイングで2009年に滅亡した地球が2012年までに再興されてるんですよね!わー人類ってすごい!と思って観ました。嘘です。何も考えずに観ました。それで正しかったような…。

あらすじ>>>ノウイング(2009)
MITの宇宙物理学者ジョンの息子ケイレブが通う小学校では、50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす記念式典が執り行われた。そして当時の生徒たちが想像する未来図が在校生に配られ、ケイレブは数字だけが羅列された一枚の紙を持ち帰ってくる。それに興味を抱いたジョンは、数列に意味があるのではないかと調べ始める。すると、彼の妻が亡くなった2年前のホテル火災の日付や犠牲者数など、過去に起きた大惨事にまつわる数字と一致していることに気づく。さらにその紙には、未来の大惨事を思わせる数字も残っていた。そしてその予想通り、予言された大惨事が現実のものに。ジョンは、さらなる大惨事を食い止めるべく、残された数列の謎の解明を試みるのだったが…。

[オススメするタイプ]
・ディザスター映画ならばよし
・ニコ兄から目が離せない
・もういろいろと予想がついてる人
・ウサギって可愛いよね

[オススメできんタイプ]
・つじつまが合わないとイラッとする人
・自分と合わない映画観た後に怒っちゃう人
・大風呂敷を広げてるっぽい謎解決に期待してる人

もう何もかもが中途半端なので怒るのも脱力するのも無駄だというか。

だいたいがプロヤス監督の前作品が『アイ,ロボット』であることからして、あんまり期待しちゃいけないよねという思い。(好きな方すみません)しかしながら、愛ロボでかもし出していた悪い部分が、ドカーン!とパワーアップしていて目が離せない。
これは自分が悪いのだが、予告を結構何回も見たくせに地球滅亡映画だということを理解していなかった。謎が謎を呼んで、[最後助かるのかと思っていた。]ごめん、きれいさっぱりEVERYONE ELSEでした。

すべての災害は、50年前から予告されていたものだった…?という、預言なのかインチキなのか、というのは今までの映画でもいろいろある。今思い出したのが『ナンバー23』だったのはどうかと思うが…あれもトンデモだったな。まあとにかく、オープニングはよくあるパターンと言えど、普通に見られる雰囲気。あの女の子怖い役もらっちゃったなあ、と思っていたら、後に一人二役でもう一度可愛らしく出てきたんで大変安心しました(余計なお世話)
あんな子だったらさぞ家庭環境が複雑か、親からも邪魔扱いされてる設定なんじゃないかと思ってましたが、途中行方不明になった時に泣いている母親らしき人物が映ったので、その点でもちょっと安心しました。普通に愛されてる子だった!

オープニングから時は経ち、現在。主人公の息子がタイムカプセルから持ってきた紙には、謎の数字。解読すると50年前からの災害の日付、死者数が書かれている。これはいったい何なのか!?と苦悩する主人公ことデコラスさん…髪が…いやもうそれはいいんですけど、最近も納税してないとかお城売るとかゴシップニュースにされてましたが、それも納得してしまう老けっぷり&やつれっぷり。あれ、これ決して役作りだけじゃないんじゃね?と思ったのは私だけではない筈だ。
ちょっとダスティン・ホフマンに似ているような気がする同僚に、オレ気づいたんだよ!これは人類への警告だよ!と熱く語るデコラスさん。当然引く同僚。なのに「人類を助けるために選ばれたんだ」的なことを言い出すデコラスさん。黒幕の4人もびっくりの展開です。あれ絶対「え、そんなこと言ってないんですけど…どうしようこの人」とあの4人は思っていたに違いありません。

そう、その4人。四大天使を模しての人数なのかも知れませんが、それ以前にまさか[口から発光するとは]。車運転したり部屋に不法侵入したり、地味な活動を続ける意味がわかりませんでした。目的があるなら無理やり連れていけばいいじゃない。
いや、それを推奨してるわけじゃないんだが、周囲うろつき回って不気味な気配で脅して、思わせぶりに石渡してみたり一緒に行こうよって言ってみたり、悲惨な未来を見せつけたり。自分の意思で決断してほしいのかも知れませんが、どっちみち連れて行く気であり連れて行かなきゃどうしようもないんだから、あれほど無意味な行為もないと思うぜ…。
だって人間側からしたら、納得せざるを得ないわけじゃないですか。どうも「行く意思」を見せたのはそっちだもんねこれは好意だもんね選んだのは君たちだもんね!という責任逃れにしか見えんのですよ。ええ、そこまであの4人もそもそも製作側も考えてないのは承知ですとも。
天使というところに話を戻すと、エゼキエル書が出てきたところからして「神=宇宙人」を大々的に扱っているつもりなんだろうなと。ノアの方舟であったり、そういうモチーフなのだろうと。
でもそれなら、竜の柩を映画化した方がよっぽど面白いと思うぞ。ハリウッドでやってくれないですかね。無理だろうけど。カヅノがクリスちゃん・ベイル氏で(日本人です)

とにかく中途半端。デコラスさんと子供の関係、デコラスさんの職種、途中で出会う女性と娘…。何もかもがご都合主義とも言えない半端さで、あれはどうなったの?とか、あの設定は何の意味があるんだろう?と思っている間にすべてを無意味にするエンディングが来て終わり。デコラスさんと親父の関係も、いったい何で仲たがいしたかとか、何にも見えてこないからラストの和解なんかどうでもよくなってしまう。うすっぺらくて仕方ない。
あまりにも呆気なく退場してしまうあの女性ですが、女のヒステリーって嫌ですね。(それで終わりか)あんなにも映画的に同情できない退場シーンは久しぶりですよ…。

それにしても最後ああなら、何も50年間の災害を事細かにお伝えする必要はなかったんじゃないかと思います。最後のEEだけ言っておけばいいじゃない。物事は簡潔に伝えるべきじゃない。

プロヤス監督は、「ラストになんか知らんけどこれからを暗示させるような思わせぶりで抽象的なシーンをドーン!と映しておけばいいんじゃね?」と思っているような気がして仕方ありません。愛ロボ以来彼の名を見ると尻あたりがむずむずするようになったんですが、しかしこれを観た後「やっぱりな」と思いつつまだ捨てきれない。だって『ダークシティ』を撮った人なのに!
この映画における「ドーン!と映されるラストシーン」はどの災害でもなく、この木何の木気になる木みたいな(全然違うよ)木に向かって走っていく二人、なのですが、その前に草原に降り立った二人の足を見てこう恐れませんでしたか。

[うわああの子達が大人になっててデコラスさんが演ってたらどうしよう]

本当にこれだけは実現しなくてよかったです。しかも髪がロン毛だったりしたら、生きて映画館を出られる自信がありませんでした。
まああれだ、ヒマで仕方なくて地球滅亡系の映画を観たいんならもっと違う選択肢があると思うよ。
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