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映画の徒然メモ。他サイトでのログを移植中
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サブタイトルどおり、俺はリーアムとティルダ様が観られればいいんだ…!!(リーアム出てません)(でもあのエロ声があればいい)いやもうライオンと魔女。とにかくライオンと魔女。実にエロティックでもあったライオンと魔女。ファンタジーにおけるギリギリの「オトナの関係」を体現していたと独断と偏見で言い切りたいライオンと魔女。

正直それだけが目当てで観たのに、いろいろと掘り出し物もあって大変お得な1本でした。とてもすてきに、原作に忠実な映画。え、掘り出し物は何かって?タムナスさんの美尻とかです。

あらすじ>>>
第二次世界大戦下のロンドン。ペベンシー家の4人兄妹は、疎開のため、田舎の古い屋敷に預けられる。長兄のピーター、長女スーザン、次男のエドマンド、そして、無邪気な末っ子のルーシーは、屋敷の中で静かにするように、と女執事に厳しく言われる。しかし、遊び盛りの4人は、言いつけを破り、怖い執事に見つからないように、屋敷中に隠れる。末っ子のルーシーが隠れた部屋には、衣装ダンスがあった。扉を開けるルーシー。すると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ。

[オススメするタイプ]
・原作ファンなの…だから映画化って不安な私…
・ケモノミミー!!(それは)
・強い女性、魅力的な「悪」そしてティルダ様ファン(俺だ)

[オススメできんタイプ]
・ファンタジーもう飽きた
・動物が喋るのって馴染めない
・ガキは嫌い

原作ファンも大体が納得するだろう仕上がり、だと思う。主人公の子供たち4人の顔が好みじゃないとか根本的な問題だったら、うんごめんねと言うしかないんだが。いやでもいくら長男や長女や次男が好みから外れていたとしても、次女でお釣りが来ないか…?

なんとなーくストーリーに馴染めず、子供たちに感情移入できずに冒頭から見ていても大丈夫。衣装ダンスを通ったルーシーが紛れ込んだ国、冬のナルニア。雪景色にぽつりと立つ外灯!これは原作を読んだ人ならば、思い描いたシーンがビジュアルとしてそこにある感動を。未読の人なら、ミスマッチで不思議な光景がしっくり来るこの雰囲気こそが違う世界なのだ!と一目でわかってしまう驚きをもたらすだろう。

でもってさくさく雪踏んでやって来るタムナスさんでノックアウト。

あの耳が動かなかったのは残念至極だが(マニアックな感想)世界の違う、ましてや子供であるルーシーと話が通じないところ、走り方、―――何ですかその目は重要ポイントですよテストに出るよ!とにかく、初めて主人公のひとりが(そして観客が)出会うナルニアの住人としては最高のシチュエーション、そして存在だったのではなかろうか。タムナスさんとのファーストコンタクトの魅力があるからこそ、観客とナルニアの間に道がつく。そして、次なる出会い―――次男と魔女の邂逅にも、すんなりと入り込めてまた違った魅力に心躍らすことが出来るのだ。

で、その魔女ことティルダ様。彼女の初登場だけでもうお兄さんお腹一杯…あんな人が(人じゃないけど)雪景色の中現れたら、次男じゃなくても「もう好きにして!」という感じで(次男そんなこと言ってません)ふらふら近づいていってしまうよなぁ。いや、一目見てわかりますよ少なくともいい人じゃないってのは。それは次男もわかってたと思うよ。何にもわからなくて甘言に惑わされたってより、あれは「理性では気づきながらも甘美な誘惑に負けて己の心に蓋をして自ら惑わされた」男ってイメージがわずかながら。だって役に立たないからポイよ!って捨てられたときの次男は、完全に裏切られた男の顔だった。
惚れた女に裏切られるという最大の屈辱と挫折を味わったからか、この後のシーンではすべからく長男よりも大人に見える次男。うん、やっぱり男は挫折を経験しなきゃね!(従って長男がどうしてもうすっぺらく見えるという弊害ももたらす)

要所要所に指輪の気配を感じ取ってしまうのは、まあファンタジーとひとくくりにしてしまうせいだけではなく、先達の指輪が偉大すぎるからでしょうが。ちなみに指輪作者J.R.R.トールキンとナルニア作者C.S.ルイスは知り合いであり、ナルニア読ませたらボッコボコに言われ、ヘコみすぎたのかしばらく書かなかったという歴史の真実。トールキン氏、神話的なものが入り混じってたりするのがお気に召さなかった模様です。
それはともかく指輪と比べるとどうにもガキっぽく感じてしまう部分があり。主人公が子供だからってわけでもなく、何ていうか配給会社がネズミーだからじゃいえ別にいいんですけど。

私だったら、いくら予言された人達だとはいえ、初めて見た別世界のガキんちょに心から付き従えるかというと甚だ疑問であります。うがった言い方をしてしまうと「努力より血筋!」って感じの、身分や何やらの形式を重んじるのがやはりエゲレスだなぁと。特に長男、突っ走ってんの見え見えなんだもんよ…。

対するティルダ様があまりにも魅力的過ぎるので、アスランいなかったら子供四人では対抗出来なかった。アスラン―――造物主でありすべて―――という存在は、ナルニアでの絶対正義という前にリーアム・ニーソンであるのだよ皆の衆。あのライオンがリーアムの声で喋るから、ティルダ様に勝利するアイコンとなり得るのだよ!
といらんことで興奮するうちにアスランはトリマーと化したティルダ様に毛を刈られてしまうのです。羨ましい!(本音)(どっちが?)

戦いに挑むティルダ様は激しく魅力的。[アスランの毛で着飾っている]ところは、やはり曲解すると男女の念に近いものに通じるような。情念、怨念、そういうものです。ティルダ様だから許す!でもって乗ってる勝負シロクマが激しく魅力的。乗りてぇ。一世一代の晴れ舞台か君達は!

後はまあ予想通りに話が進むだけで(暴言)普通にストーリーは終わります。しかし[大人になった]長男はなかなかイケメンであった。
そして最初から地味に画面を引き締めていた、ジム・ブロードベント演じるカーク教授。彼がどういう人か原作読了者はわかっているので、ラストもちょっと面白かったのではないでしょうか?

ああそうだ、キツネはモロにルパートだったね!キャラクターといいある意味実写版。最高。
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