血塗れ牧歌的

古今東西、ホラー映画ではいろんなものが人間を襲います。動物であれば何でもござれ、イキモノじゃなくても無問題。身近なものが敵に！という根源的恐怖のモチーフは、バリエーション豊かです。

・ミミズ
・鳥
・蜘蛛
・イニシャルG
・蟻
・トマト
・コンドーム
・ケーキ

ざっと挙げただけでも盛り沢山！定番モノから、「何でそれに襲わせようと思ったのよ」までいろいろありますが、そんなカテゴリー内で私が大変楽しみにしている映画があります。本国ニュージーランドでは昨年頭公開だったかな？ビデオスルー心待ちなんですが。

シープです。ラムです。ジンギスカンでウールなあのイキモノです。
ちょっともう公式サイト行って予告を見てくれ。エンターしなくても(このアイコンもなかなかの出来だが)見られるから見てくれ。あ、ちょっとでもホラー要素や血が駄目な人は無理しないでくださいね。
実験で失敗してバイオシープが出来ちゃった★アハ！な、これまたよくあるパターンの映画ですが羊。襲ってくる羊。血塗れの羊。生き残りを賭けて戦う人間たちの耳に、夜の闇を引き裂いて響き渡る悪魔の声！

メェェエェェエエ～

もうどうしていいかわかりません。雄大な自然の中、丘陵を駆け下りてくる羊の群れ。何てのんびりとした光景でしょうか。でもそれが殺戮への幕開け。
いったいどうしてこれに襲わせようと思ったのかって、やっぱりニュージーランドだから身近なイキモノってことなのかな。「羊だよ羊！ハリウッドにはねーだろ！」「だよなー！俺たちの本気見せてやろうぜ！！」ってことなのかな。
予告のダウンロードバーがキュートな羊さんなのにすら笑いが込み上げてきますが、奴等は本気です。だって本国でメガヒットしたらしいし。特撮はロードオブザリングのWETAだし。(何やってんだよ)