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映画の徒然メモ。他サイトでのログを移植中
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オープニングからしてああ三作目だなァという感じで、一応当初は三部作!という予定だったことからも「集大成」を意識…してないな。製作会社は続行宣言したことだし、原作には事欠かないのだから続けるのもアリだろう。キャストが続行するかどうかはともかくな!(これについては後述)。
しかし音楽:ダニー・エルフマン今回で降板。降板してから意識するっつうのも変な話だが、言われてみればあのテーマはエルフマン節だ。今回は中途半端にエンドクレジットに姿を見せていて、それさえもが喧嘩の名残のようで物悲しい。(降板理由→ライミと喧嘩)(あんたまた監督と喧嘩したんか)

あらすじ>>>
スパイダーマンのおじを殺した真犯人マルコが脱獄した。怒るスパイダーマンに謎の生命体が取りつき、彼の全身は黒く染まる。一方、マルコも科学実験により肉体が砂状になるサンドマンに変身。両者の死闘が幕を開ける。

ついでに今までのあらすじ>>>
トビたんがんばってる。キルスティンが一番強い。フランコ様はエロい。


[オススメするタイプ]
・トビたんが飛んでれば許せる
・トビたんは実は黒いと思う
・あ、実はファンタスティック4が好きだったんだー

[オススメできんタイプ]
・前作までの「リアル」さが好きな人
・だから何でメリケンってコスプレ男をヒーローにするのよ

この映画は、面白い。
スクリーンで見る価値は充分にある。相変わらず摩天楼を飛び回る動きはワクワクするし素晴らしい。そんじょそこらのアクション映画に負けず「リアル」ではある。楽しい。面白い。

だが、あえて言わせてもらうなら駄作だ。

面白い。楽しい。このレベルの興奮を味わわせてくれる別のアクション映画(たとえばね。)だったら、駄作とは言えない。でもこれが『スパイダーマン』である限り、前作、前々作の続編である限り、『駄作』だ。
ルーたんことSW監督、ルーカス氏が「3はクソつまんねぇ(意訳)」と言ったらしいが、彼がこんな発言をしたという意味はともかく―――打ち消しきれない一縷の同調は、ある。
トビたんやキルスティンらの現キャストが、続編の有無を問われて「契約は3本で終わっている。でも、脚本が素晴らしくて、サムと仕事が出来るなら考えなくもない。サムは素晴らしい監督だから」口を揃えて言っている理由さえも、何となく…穿ち過ぎだろうが、察してしまうようなもんじゃないか。
「脚本がよければ」「サムがちゃんとしてれば」受けるのだ。
まあ、つまりはそういうことだ―――という風に、見える。

だから、『駄作』だ。
楽しめる駄作。面白い駄作。1の方がいいなァ、いや2が好きだったなァ、と言われてしまうだろう『完結偏』。

敵ポジションが3人出てくるのも、ストーリーの分散に拍車をかけている。サンドマン、ヴェノム、ゴブリン2世(違うだろ)。特にヴェノムは原作で人気がある分、あれじゃ正直物足りないと思う人が多いんじゃないのか。ただの全自動黒スライムじゃねーか、あれじゃ。
サンドマンの親子愛、ヴェノムの嫉妬と復讐心、ゴブリン・ジュニアとの愛憎友愛。ここはひとつ、ずっと出てるんだからハリーとの関係に焦点を絞った方がいいものが出来たんじゃないのかな。それだとMJがいらなくなるかも知れないが。

しかし黒ピーターは素晴らしかった!トビたんは元々黒い演技の方が似合うと思うのだ。無垢に一滴毒をたらすような、そんな黒さ。
その設定と演技が秀逸だったからこそ、あの演出は何だと言いたい。ださいだろ。あまりにもやっちゃいけないだろ。だいたいトビたん運動神経ないなー…ゲフン。
詰め込みすぎた感が否めない上に、よろしくない演出が重なった。そう思っていたけれど、違うかもしれない。
あの脚本を救うには、あれが精一杯だったのか。いや、それも違うだろう。
いずれにせよ、3は一番の駄作だ。一番の傑作になる可能性は、十二分に秘めていたのに。

にしてもメイクを多少派手にしただけで、ブライス・ダラス嬢がわからなかった私って…本当に女の顔を覚えないな。
あと、ハリー坊ちゃんはすぐさま病院に運んでれば絶対助かったと思います。
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