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映画の徒然メモ。他サイトでのログを移植中
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思えば第1作目から「B級度をプッシュしたインディ・ジョーンズ」であったハムナプトラ。ネタバレかも知らんが、何で今回はアーデスが出とらんのだねモナミ。いろんな意味で前作2本とは違う始まりでありながら、切り口はやっぱり踏襲している3作目。監督変われど、ソマやん印。(※前作までの監督:スティーブン・ソマーズ)

あらすじ>>>
“シャングリラの目”と呼ばれる巨大なブルーダイヤを返還するため、外務省の依頼で上海にやって来たリックとエヴリンは、現地で遺跡の発掘にいそしんでいた息子アレックスと再会。そんな中、アレックスの発掘した皇帝のミイラが生き返る事件が発生する。


[オススメするタイプ]
・またミーイーラ!ミーイーラァァ!!
・ブレンダンの顔芸ラブ
・歴史?史実?中国?何それ。

[オススメできんタイプ]
・前作2本観てません☆テヘ!
・ヨメが替わったのが許せん
・ブレンダン濃い
・アーデスが目当てだったのに…


とりあえずブルーダイヤ(洗剤にあらず)とか外務省とかそんな瑣末なことはどうでもいいのだ。いっそブルーダイヤが本当に洗剤であってもいいくらいだ。
つまりこのシリーズの醍醐味は、ブレンダンがミイラとアッチッチになることが(一部語弊有)目的なわけで、史実とか世界情勢とかそういうどうでもいいことは忘れなければならない。3作目にして監督から製作に回ったソマやんだが、受け継ぐ世界はソマやん印。思い出せ皆の衆。前作2本もさることながら、『ヴァン・ヘルシング』を思い出せ。ソマやんの世界はだいぶ史実とは違うのだ。

レイチェル・ワイズが降板して、ヨメの座を引き継いだはマリア・ベロ。「年取ってねぇ?」とあちこちから聞こえるが、まあ許してやってくれ。レイチェルより4歳上、ブレンダンの1コ上だ。しかし廉さんはこの人結構好きなのだ。イヴリン年食ったー!という意見に頷きつつも、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』でチアリーダーになった勇気を称えたいんだ。というか豆さんことショーン・ビーンとヴィゴ、両方のヨメ役をやったことでも心に残る役者さんではないか。
まあともかくヨメ(の中の人)は替わったと言えど、オコーネル夫妻のラブラブっぷりは変わらない。アホ夫婦もといバカップルのまま、年を食った感じで大変微笑ましい。何だかコメディチックにそれでもにこにこと見ていられるのは、偏にブレンダンのキャラによるものだろう。言葉に出来ないがすごい説得力じゃないか、あの顔。

でもって、2作目でイイコちゃんだった息子が、いまや大学生(中退したが)。2作目の公開は7年前だが、中の時間帯では1933年→1946年と、実に倍に近い時間が経っている。その点インディとは違うな!とはどうでもいいことだが、まあつまりは前作で8歳だった息子のアレックス君も21歳になってるということである。ブレンダン自体は今年40才になるところで、アレックスの中の人(ルーク・フォード)は26歳なのでいろいろと有り得ないんだがまあいい。

息子は父を越えようと、発掘に勤しんでいる。父は母とちょっぴり退屈な引退を満喫している。で、息子が掘り当てた古代中国の皇帝が目覚めちまっただよオッタマゲ!!というのがあらすじの主にしてすべてだ。
お前、変わってないね…と観客の誰もが温かい目になること間違いなしのイヴリンの兄、ジョナサンも巻き込んで、さあ大冒険の始まりだ!というわけだ。どうでもいいけど兄役のジョン・ハナはつくづく三枚目になったジュード・ロウだと思うんだがどうよそこんとこ。

とりあえず、アジアンな目からしてみればメリケンの間違ったアジアへの憧れが詰まった作品である。ジェット・リーが万里の長城を築いたことになってるんだが、それって始皇帝ってことなのか?ワンシーンだけ現れる中国地図から見ても、戦国時代を表してるつもりだとは思うんだが…えーと…いや、いいんだ。大した問題じゃないよそんなこと!(笑顔)
まとめてみるとこういうことだ。むかしむかしちゅうごくというくにに、わるいこうていがいたんだ。そいつはめざめるときをまってねむっているんだ。わあたいへんだ!やっつけてやるぞ!

…たぶんこれで合ってると思うよ。

とにかく歴史は置いといて、オコーネル一家の戦いが始まる。そこで出てくる中国側の美人母娘もいて、ロマンスには事欠かないぜ!ミシェル・ヨーもだいぶ年取ったが美しい。まあ、この映画で一番美しいのはジェット・リーだと思うがな。

「わるいこうてい」役のリンチェイさん。さすがの貫禄である殺陣はもちろんのこと、佇まいが美しい。ミシェル・ヨーの1コ下だが、ブレンダンより5歳上…そりゃアジアンが若く見える筈だわ。
アクションという意味では、新しいものはない。ジェット・リーを究極に無駄遣いした映画ともいえる。何せ戦いの要所要所では、[ジェット・リーはドラゴンやら何やらに変身していて生身の戦いではない]のだから。あと、彼を[キングギドラにするのは]やめていただきたかった。何あの公開羞恥プレイ。
ついでにいうと、確実にあるヒーローVS悪役のクライマックスで、頑張るブレンダンの顔に確実にオレは喜悦を見た。インタビューで「ジェット・リーと戦えちゃうんだぜ!もっと俺のケツを蹴って!って思ったね!」と嬉々として語っていた顔が忘れられない。絶対コイツ喜んでるだろという、ある意味捨て身の戦いであったのことよ。

ストーリーは予定調和。勝つべき者が勝ち、破れる者が破れ、安らぎを得る者が得て、愛は定めのままに(※脚本どおりに)カップルに訪れる。このシリーズの魅力はそんなところじゃなくて、いっそオコーネル一家のドタバタにあるんじゃないのか。そんなことを思った。

ていうかイエティ、担架運ぶのはないわ。
そして息子がいつ「フロドの旦那ー!」と言い出すのかドキドキでした。似てないか?似てるだろショーン・アスティンに!!
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