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映画の徒然メモ。他サイトでのログを移植中
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何より当時、ベンがカッコよくなってたのに打ち震えた映画。いやだって、ワカゾーの青臭さが少しずつ抜けてきた感じでまことによろしい。顔の長さも(あまり)気にならないぜ!

あらすじ>>>トータル・フィアーズ(2002)
ロシアの大統領が急死し、アメリカ政府にとって無名同然のネメロフが新大統領になった。いったいどんな人物なのか模索する中、唯一彼が次期大統領であると進言していた若きCIAアナリスト、ジャック・ライアンはキャボット長官の助手としてロシアへ飛ぶ。その後キャボットたちはロシアの核工場を視察するが、そこで研究者の3人が行方不明であることを知りライアンは調査の結果アメリカに核爆弾が持ち込まれていることを突き止める。しかし時は既に遅く、全米最大のイベントであるスーパーボウルの会場でそれが爆発。一瞬にして何十万の命が奪われてしまう。アメリカ史上最悪の想像を絶する大惨事に政府は最高レベルの緊急警戒態勢に突入。しかし今度は米空母がロシア戦闘機によって攻撃を受け、事態を掌握できないアメリカ政府はロシアへ向けた核攻撃のカウントダウンを始めてしまう。

[オススメするタイプ]
・周囲の演技が上手い方が面白いよね
・今までのシリーズ結構好き
・スケールの派手な娯楽大作好きだよ

[オススメできんタイプ]
・無理な設定に目はつぶれない
・人の顔が覚えられない
・原作ラブ

ベンは結構好きな役者だ。アホっぽく思われてるきらいがあるが、この人はひどくクレバーな面があると思う。どう年を取っていくかとても楽しみなのだが…。
いやそれはともかく、これのベンはカッコいいだろ。新生ジャック・ライアン若返って登場!今回は太ってもいないし、普通に体格イイし…うまい具合に「能力はあるがまだ経験は少ないアナリスト」ってのを出していたと思う。周囲の演技が上手いだけに、ベンが持っている雰囲気がうまーく引き出された感じだ。ま、これがどんなに成長しようとハリソンになるとは思えませんがね(アレックは?)

そう、周囲の役者が良かった。言うまでもなくモーガン・フリーマン最高だ!ラストはアレだけどな!原作よりメッチャクチャ良かお人になっとりましたね。でもこっちの方がいいなぁ…持つべきはあんな上司だよ、うん。飛行機の中でのアドバイス、そしてその後のくつくつ笑いが最高です。愛しいけれどニクイお方よ…。しかしやっぱり[最後死んじゃう]のには吃驚したがな。おま!この人誰だかわかってんのか!?
クラーク役のリーブ・シュレイバーも地味に好きだったので、要所要所の活躍を嬉しく拝見。「俺の名前でパーティ行っただろ!」のハイな演技に、うっかりベンとの過去共演作『ファントム』の某シーンを思い出した。この人も今後デフォー様になるとは思えんが、雨の中の登場シーンがえらくハマッていたので必見。
ロシア語なんてわからないので、ロシア大統領役も普通に堪能できました。でも、合衆国大統領ジェームズ・クロムウェルだけは…いや、良かったんだよ。冒頭のジョーク飛ばしてる姿、スーパーボウルでのシーン、威厳もあるしミスキャストではまったくない。でも、初めて意識して観たのが『L.A.コンフィデンシャル』って要因が如何ともし難く、悪人に見えてしまうマジックが。ほら、どんなににこやかに手を振ってても「こいつ何か企んでる」と思い、激昂して怒鳴ろうもんなら「ほーらやっぱり」みたいな素敵なマジック。『グリーンマイル』の時にもこのマジックハマりかけたんだよな。『スペースカウボーイ』でも「あーやっぱり」とか思ったし…『ベイブ』観てりゃよかったのかと思いつつ、飼い主役で出てるんだよと聞かされた瞬間「ブタを虐待してるんだな」と思ったのでたぶん私に見る資格はない。

というわけで、役者的には大変楽しめました。
ストーリーも、飽きずに見せてくれます。…いや、そういう意味で言やあ面白いんですよたぶん。常日頃「映画なんて面白ければいいんだ(意味はいろいろ)」と言っている身からすれば、役者好き、最後まで飽きずに観られ、特に演出も嫌いではないと来れば面白い部類に入る筈。それを何故、こんなにためらってしまうのかと言えばやはりアレだ。まずひとつには。

話の展開上のツマでボルチモアを吹っ飛ばすなよ!!!

地上で核爆発、それは別にいいんです。ただね、今回のこれはあまりにも単なる序章じゃないですか。所詮娯楽大作で…いや、違う。いいんだ、序章でも。もういいよそれは。ただ何て言うの?どうしても叫んでおきたいのはこれよ。

アンタ等何で死なねーんだよ!!!!???

ライアンもキャシーも大統領も…ね。死ぬだろ。いやヘリ落ちたり車横転したりしても死なないのはいいよ、主人公(or重要な役柄)だから。でも半端に核の灰だけは降らせる中、フツーのカッコで駆けずり回って何で最後はニコニコピクニックなの?
―――お前等死ぬぞ、数ヵ月後には。
ハッピーエンドにあっさりなりすぎなんですよ。だからこそ、核が「序章扱い」とか思ってしまう。
だってさ、核爆弾に触れただけのイスラエルの人はあっさり死ぬのに…何でよ…。畜生パックス・アメリカーナめ。「はだしのゲン」読めってんだ。

えー…まぁこのような理由で「面白かった」というには抵抗あるわけですが。
ベンはカッコよかったですよ。
それはもうとても。
ええ。
画面も緊迫感溢れる撮りですし。

でもね、これに限らず毎回思う。
あっさり平和★になってるけど、空母攻撃とかで絶対人は死んでるわけだし。
国って何なんだろうと。実体がないのにね。死ぬのは人間なわけでね。
そこまで娯楽大作で考えるもんじゃないけどね!

一番魚の小骨並みに引っかかってるのは『トータル・フィアーズ』って邦題です。正直許せん。
何で『恐怖の総和』じゃないんだよ!!配給会社をバカと罵っても許されるような気さえしてしまいます。バーカバーカ(低レベル)
原作のタイトルが浸透している場合、よほどのことがない限り意味無く邦題は変えるべきではないと思うんだ、僕。しかも何なのかね原題カタカナですらないそれは。バカか。バカなのか。そんな意味のない変更はどんな思惑があったとしても認めねえぞ。「わかりやすく~」とか思ってつけたとしか思えない。どこがわかりやすいんだよ!!何なんだよそのカタカナ英語は!!

あ、映画を気に入って原作読むと、いろいろ混乱すると思います。

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